美容オイルと聞いて「ホホバオイル」が思いつく方も多いかとおもいますが、ホホバオイルは身近な美容オイルですよね。しかもエステサロンでも使用されるほど、使用されるシーンはとても多いのです。しかし、そんなホホバオイルがどうしていいのか?他の美容オイルとは何が違うのか?知らない方も多いのでは?まずは身近なホホバオイルだからこそ、その効果や成分を知っていただくとより使いやすくなると思い、まとめてみることにしました!
ホホバオイルとは?
ホホバオイルは、「ホホバ」という多年草の実や種子から抽出される天然オイルのことをさします。ホホバとはカリフォルニアやメキシコなどの砂漠地帯に生息する植物で、暑さに比較的強く、砂漠の過酷な環境でも水分を保って生き続ける植物のようです。ホホバは『命の植物』とも呼ばれ、ホホバオイルは髪や肌のお手入れ、食用などとして古くから親しまれてきたオイルと言われています。最近では食用ではほとんど用いられず、一般的に肌や髪のお手入れなどに使用されることが多いです。
ホホバオイルの成分は?
まず、成分としては下記のものが挙げられます。
* ワックスエステル
* ビタミンE
* ビタミンA
* カロチノイド
* ステアリン酸
* アラキン酸
* パラミチン酸
* オレイン酸
* リノレン酸
* エイコセン酸
* ベヘン酸
* エルカ酸
これだけの成分が含まれていますが、9割はワックスエステルです。通常、ワックスエステルは魚類に多く含まれているため、植物でこれだけのワックスエステルが含まれているホホバはとても珍しいのです。ホホバオイルが優れている点は人間が持つワックスエステルとホホバオイルの持つワックスエステルが同じという点です。そのため、人間の肌につけても馴染むということですね。ホホバオイルはその特徴から「自然界で最も人間の皮脂に近いオイル」と呼ばれています。
ホホバオイルの効果は?
ホホバオイルの代表的な効果としては、保湿作用があります。肌へのなじみも良く、顔だけでなく全身へ使用できる所も人気の秘密と言えるでしょう。毎日使用するスキンケア化粧品である化粧水や乳液の代用として使用することができます。一般の化粧品に含まれている有害と言われる石油系界面活性剤や香料などの添加物が一切含まれずに、ケアできることから、肌の弱い方でも気軽に使用することができます。オイルなのに使用感も軽く、べたつき等も少ないのでスキンケアとして使用するのに向いています。
*皮脂のバランスを整える
ホホバオイルには皮脂のバランスを整える効果があります。脂性肌に使うと皮脂を抑えることができ、反対に乾燥肌には適度な油分を与えてくれます。また、皮脂の分泌が大きく関係するニキビなどの肌トラブルにも、ホホバオイルに豊富に含まれる抗酸化作用を持つビタミンEが働き、ニキビなどの細菌の繁殖を抑えてくれます。
*日焼け止め等のバリア効果
厳しい自然環境で育ったホホバから作られたオイルは、紫外線などからのバリア機能に優れています。髪や肌に使用することで、老化の原因となる紫外線などを予防することが出来ます。紫外線防止効果はSPF4程度のわずかなものですが、ホホバオイルがまんべんなくバリア効果を発揮してくれるため、日焼け止めと併用することでより高い予防効果が期待できます。
*ハリと弾力のある肌に
ホホバオイルには新陳代謝を高める効果があるため、肌のサイクルを整えてくれる効果があり、古くなった角質等を取り除いてくれます。その上、肌の角質硬化を防ぎ、柔らかい弾力のある肌を作ってくれます。
*浸透力が高い
ホホバオイルに含まれるワックスエステルは、私たちの角質層にも含まれるもので、肌になじみやすく、浸透力に優れています。
*育毛、美髪効果
ホホバオイルは全身への使用が可能ですが、同じく髪にも良い効果を与えてくれます。ホホバオイルをまんべんなく髪に付けることで、紫外線や乾燥と言った外的刺激から髪を守ってくれます。また、ダメージのある髪を補修してくれる効果もあります。オイルを地肌に馴染ませることで、毛穴の汚れを取り除くこともでき、髪本来の育毛作用の代謝を上げてくれることから、抜け毛を予防するだけでなく、発毛、育毛効果が期待できます。
ホホバオイルの使い方は?
*クレンジング
一般的にクレンジングは軽視されがちです。一日中メークをしたまま、外気に触れた汗や皮脂と共に汚れたまま長時間放置し、それを簡単にクレンジング、洗顔では汚れを完全に落としきれません。また、化粧品全般にオイルベースの物が大半です。オイルはオイルを使う事により分解されます。水は水、粉は粉が合う様に同じ部類が分解しやすい。その中でもホホバオイルは分子構造が小さく浸透力に優れ、汚れやメイクをしっかり落とすだけでなく、顔に付着した雑菌から肌を守ります。
<クレンジング方法>
たっぷりめのホホバオイルを手に取り、優しくお肌になじませる様にメイクを浮かしていきます。(特別に濃い、アイメーク、防水マスカラ等、濃いメークは事前に専用リムーバーで除去しておきます)
先ず、ホホバオイルを額からTゾーン、頬全体から顎先へ、唇、最後にアイメークを落とす為に目元の順に適量ずつホホバオイルを手に取り、指の腹で優しくなじませていきます。
また、ホホバオイルの効果を更に高める為、入浴と共に行うオイルパックをおすすめします。入浴は古来から動物も傷口の治癒を促すのに用いたほど新陳代謝を促進します。クレンジングを行った後、湯船に15分ほど浸かりながらホホバオイルを手のひらに取り、顔全体を入念に優しくマッサージしてください。そうする事により通常のクレンジングではとれない毛穴の奥に詰まった汚れや皮脂を浮かし出し、簡単に落とす事ができます(肌のリフレッシュ)。また、肌のターンオーバーを促します。マッサージしていると肌がやわらかくなってくるのを感じます。
その後に洗顔です。洗顔料を出来るだけ泡立て顔を入念に洗顔してください。お勧めはダブル洗顔。洗顔後、肌がキュッキュッとした感じが決め手です。
*スキンケア
ホホバオイルをスキンケアで、美容オイルとしてお使いになるときは、化粧水の後に使います。少量を手に取って、お肌にオイルをなじませながら優しくマッサージしましょう。「マッサージ」というと難しく聞こえるかもしれませんが、オイルがお肌に入りきるまで、すり込むようにしていただければ大丈夫です。オイル成分をお肌に入れてあげるイメージです。「オイルがちょっと足りないな…」というときは、少しずつ足していきましょう。ホホバオイルには、皮脂のバランスを調整する作用もありますから、マッサージでなじませるだけでも毛穴クレンジングにもなります。これで、顔色がワントーン明るくなるのをお感じいただけると思います。化粧水の後にホホバオイルを付けた後は、オイルだけではお肌が渇いた感じになってしまう方もいらっしゃると思うので、クリームをつけて仕上げるのがおすすめです。夏場など、サラッと仕上げたいときは、(スキンケアの最後は)このホホバオイルだけでもOKです。
*ヘアトリートメント
髪にツヤがなくなるのは、髪の毛が乾燥状態にあるということです。ホホバオイルは、乾燥などで傷んだ髪に潤いを与え、紫外線から髪を守ります。
<シャンプー前のトリートメントとして使う>
(水分補給、栄養分補給)
地肌をマッサージした後、徐々に毛先まで手とコーム等を使いホホバオイルを髪に浸透させていきます。
その後、シャンプー(お勧めはダブルシャンプー)。
<アウトバストリートメントとして使う>
(ワックスエステルのコーティングで髪の水分保持)
お風呂上がりにタオルドライし、必ずドライヤーで乾かす前に少量(1~2滴)ずつ毛先からホホバオイルを付けて(付けすぎに注意)、髪全体馴染むように優しくブラッシング。その後、ドライヤーで乾かすとしなやかでサラサラな、こしのある髪になります。
*頭皮クレンジング
頭皮クレンジングとは、オイル(油・脂)は別のオイルと混ざりやすいという性質を利用して、毛穴につまった皮脂汚れなどをホホバオイルとなじませ浮かし、洗い流す頭皮ケアです。頭皮の毛穴につまった過剰な皮脂や汚れなどは、フケやかゆみ、嫌な臭いの原因になってしまうことがあると言われています。そのため、日々の頭皮ケア&ヘアケアで不要な皮脂や汚れをしっかりと洗い流しましょう。頭皮クレンジングは一番最後にシャンプーをするので、行うタイミングは、入浴前や半身浴中がおすすめです。
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<最後に>
身近に使用されるのが納得出来るほど、ホホバオイルの幅広い魅力がわかりましたね。乾燥が多い季節はこれ1本あれば、それだけで乗りきれそうな気もしちゃいます。ホホバオイルはとても手に入りやすく、気軽に使える価格なので、今のお手入れに取り入れてみることをぜひおすすめします。全身に使ってまるごと潤いをキープしたお肌を手に入れましょう!