年々重たくなる体、ダイエットはしているのにどうして脂肪が増えるんだろう…
そんな悩みはありませんか?
がんばって動いているつもりなのに効果が見えないし、結果につながらないような気がする、という声も聞かれます。
それは脂肪の質を知らないからかもしれません。
運動が苦手でもスポーツ経験がなくても、脂肪を減らすことはできます。
激しい動きをしないといけないというわけではないんですよ!
固い脂肪と柔らかい脂肪
体についた脂肪にも種類があることをご存知ですか?
それは「固い脂肪」と「柔らかい脂肪」です。
固い脂肪は女性の大敵セルライトです。
お尻や太ももなどをつまむとデコボコと塊が見えるかと思います。
これがセルライトです。
セルライトの正体は老廃物や細胞同士がくっついて固まってしまった脂肪。
こちらはなかなか減らすことは難しいです。
柔らかい脂肪はおなかやバストなど、触ると気持ちよくぷよぷよするお肉です。
こちらはセルライトと違って塊にはなっていないので減らしやすい部分です。
ダイエットの時にバストから減ってしまうというのは女性の大きな悩みですが、
柔らかいから落ちやすいということがわかりますね。
セルライトのように塊ができてしまうのは「冷え」が大きく関係しています。
バストや下腹が柔らかいままなのは、上半身が内臓を守るために体温を保っているからです。
冷蔵庫に入れた豚肉の脂身は白くなりますよね。
温度というのは脂肪にとって、とても重要なものなのです。
かといって人間の体の脂肪はフライパンで焼くわけにはいきません。
なんとかして減らしたいものですが、どうしたらいいのでしょうか?
固い脂肪を柔らかくする
まずは固まってしまった脂肪を柔らかくしてあげる必要があります。
セルライトのように固まってしまうと、血管やリンパ管も圧迫してしまいエネルギーにすることができない状態になってしまいます。
たとえ運動してもエネルギーに替えることができないので減りませんし、ますます塊が大きく固くなるだけなのです。
そこで必要なことは塊をほぐしてあげることです。
①手でほぐす
エステティシャンのようにはいきませんが、自分でもんでほぐすことは可能です。
もむときのコツは、指でしっかりつまんでイタ気持ちいいくらいの力でもみほぐすことです。
ただもむだけでなく、左右にねじって絞るように動かすとより効果的です。
つまんだ感触が柔らかくなるまでもむと理想的ですが、固い脂肪は簡単には柔らかくならないので、腕も指もかなり疲れます。
それでも試しに3日だけ左足の太腿を1回5分間もんでみてください。
右足と比べてまったく違う感触になるのがわかると思います。
実感できたら、翌日からはまんべんなく気になる部分をマッサージしましょう。
セルライトはすぐには柔らかくならないので、気長に続けることが大切です。
脂肪は高い温度で溶けやすくなるので、このマッサージをお風呂の中や上がった後に行うと実感が早くなります。
②温度でほぐす
先ほどの続きになりますが、脂肪は温度が高いと溶けやすくなります。
セルライトは体が冷えて血液の流れが悪くなるとできやすいので、血行を促進して体温を上げることがほぐす近道になります。
そこで、半身浴をおすすめします。
肩まで温まると早く温まりますが、実は表面しか温まっていない場合があります。
セルライトのできた部分は冷えが進んでいる可能性が高いので、しっかり温めて血行を促進させましょう。
できてしまった肉割れ・セルライトにお悩みの方はNOCOR(ノコア)がオススメです。
③食べ物でほぐす
ダイエットなのに食べるの?と思った方もいるかもしれませんが、
体の脂肪をほぐすために食べるという考え方もあるのです。
脂肪が体にたまるのは代謝が悪くなったときです。
脂肪をエネルギーに変換する働きが悪くなっているために体に蓄積されます。
意識して食べたい食材としては体温をあげるものとミネラル豊富な野菜です。
体温をあげる食材というと唐がらしなどの辛いものを思い浮かべますが、いわゆる薬味食材(ネギ、にら、ニンニク、生姜など)は体を温めますので効果的です。
ただし取りすぎると発汗作用によりかえって体を冷やしますので、適量を心がけてください。
ミネラル豊富な野菜というとわかりやすいのは色の濃い野菜です。
他に海藻類や根菜類もいいでしょう。
ミネラルをとるとたまった水分を排出しやすくなるため、むくみの解消につながります。
特にカリウムは塩分の排出にも役立ちます。
塩分はむくみの原因になることが多いので、しっかり食べて水分と塩分をため込まないようにしましょう。
最後に運動
脂肪が柔らかいだけでは燃焼するまでにはいたりません。
やはり脂肪を減らすためには多少の運動をしましょう。
ここまで地道に実践すると固くなった脂肪はかなり柔らかくなります。
柔らかい脂肪は落ちやすいのを覚えていますか?
今こそ運動の効果が発揮されるときです。
通勤や通学の途中で歩く時間を増やしたり、駅で階段を使うなど日常生活の中で
できる有酸素運動もあります。
苦しくなるほど運動しなくてもついでの運動で効率よく脂肪を減らしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。脂肪が柔らかくなると血行がよくなり、汗をかきやすくなるため運動の効果が現われやすくなります。
つまり脂肪が減っていくサイクルができあがるということ。
せっかく作ったサイクルを壊さないように、お風呂でのマッサージと運動を続けてみてくださいね。