みなさん、コーヒーは好きですか??私も毎日飲んでるコーヒーなのですが、なんと美容効果があるということが判明しているそうです!カフェでの一休みや、眠気覚しなど様々なシーンで飲む機会も多いコーヒーについて、今回はダイエット効果を重点にリサーチしてみました!
目次
コーヒーがどうしてダイエットにいいの?
コーヒーダイエットの効果とは、脂肪燃焼を高める事が最大の目的です。多くのダイエット方法の中で、脂肪をまず無くしたいと思っている方に適しています。コーヒーダイエットはコーヒーの中に含まれている、クロロゲン酸とカフェインによって脂肪燃焼を促進させるのが目的です。クロロゲン酸には脂肪分解や脂肪吸収の阻害効果、カフェインには脂肪燃焼を促す効果があり、食事からの脂肪吸収を防ぎながら、すでにある脂肪を燃やしやすくするというダブルのダイエット効果が期待できるのがコーヒーダイエットなのです。さらに、コーヒーに含まれるカフェインには、血行を良くする働きもあるため、基礎代謝の向上、冷えや肩こりの解消、足のむくみ改善といった嬉しい効果も期待できます。
また、コーヒーのカフェインには、胃の消化液の胃酸と脂肪分解酵素であるリパーゼを分泌してくれる作用があります。食事をした後にコーヒーを飲みますと、胃では消化促進が図られ、短い時間で胃に入った食物を腸に送ってくれます。そのため、十二指腸・小腸での消化分解吸収もスムーズに行なわれ、大腸でも排泄物への転換が速く行なわれます。また、コーヒーのカフェインとポリフェノールには血流を良くする働きがあり、それによって胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発化して、どんどん食物を押し下げてくれますので、早めに転換された排泄物は肛門に押し出され、体外に排泄されます。蠕動運動は、胃腸において消化物を揉みほぐしながら次の消化器官に押し下げていく運動です。それとともに、大腸内の壁に付着していた宿便も一緒に押し流されます。このようにして、便秘は解消され、宿便も取れることにより、体重も下がっていきます。宿便は、便秘がちの人の場合、数キロにもなると言われており、それが取れることによってもダイエット効果は大きいと言えます。
コーヒーのカロリーってどのくらい?
お茶と同じようにコーヒーそのものにカロリーは、ほぼありません。1杯あたりのコーヒーのカロリーは約4kcal程度と、ダイエット中であっても気にする必要はありません。ただし、4kcalというのはブラックコーヒーの場合で、砂糖やミルクなどを加えることでコーヒーのカロリーは大きく左右されます。小さじ1杯の砂糖を加えた場合、コーヒーのカロリーは約5倍の19kcalになります。また、コーヒーフレッシュを入れると16kcalほど、砂糖とコーヒーフレッシュ両方を入れた場合はブラックコーヒーの約8倍の30kcal以上にもなるのです。カロリーだけでなく、砂糖は糖質、コーヒーフレッシュは脂質などダイエット中には避けたい成分が、多く含まれています。
しかも、これはあくまで自分で味を調整した場合です。缶コーヒーの場合は微糖であっても、使われている砂糖は非常に多いです。ダイエットのためにコーヒーを使うのであれば、なるべくブラックに近い形で飲む事をお勧めします。
コーヒーに期待できる効果とは?
*脂肪分解・燃焼効果
コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経を興奮させるため、目を覚まさせる覚醒作用の効果があることが一般的に知られています。また、「リパーゼ」という消化酵素を活発にさせる働きがあります。リパーゼは脂肪を分解する酵素で、脂肪がリパーゼの働きで分解されて燃えやすい状態になります。さらにコーヒーには、「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種を含んでいます。クロロゲン酸は脂肪の分解を促すため、体脂肪の蓄積を抑える効果があります。そこで、カフェインとクロロゲン酸の両方を含んでいるコーヒーを飲めば食事で摂った栄養が脂肪になりりくくなったり、体脂肪が燃えやすくなるといった効果が得られるため、非常に高いダイエット効果が期待できます。
*血行促進・代謝アップ効果
カフェインには体の血行を促進する効果があり、コーヒーを飲めば全身の血流が良くなって代謝を上げることができます。ダイエットを成功させるには、代謝を上げることは大切なことです。代謝が上がれば消費エネルギーが増えるため、体脂肪が燃えて痩せやすくなりますし、ダイエット後のリバウンドの心配もなくなります。また、血行の促進は体温のアップにもつながります。体温が上がれば冷え性の改善にもなりますし、体温の低下が原因で起きる体の不調も改善することもできます。
*便秘解消効果
カフェインには胃の働きを活発にさせたり、大腸の収縮を助ける効果があると言われています。そのためコーヒーを飲むと消化が良くなり、便秘を解消することができるのです。「朝コーヒーを飲むと便通が良くなる」「コーヒーを飲むと便意が起こりやすくなる」というのはカフェインが胃腸に影響を与えているからなのです。
*むくみ解消効果
カフェインには「利尿作用」の効果もあるため、体にたまっている余分な水分や老廃物などを、尿として排出することができます。余分な水分や老廃物は体の「むくみ」を引き起こす原因。むくみは、体重以上に太って見えてしまう厄介なものです。さらに、むくんだ状態が長期間続くと、むくんだ場所の老廃物と脂肪が結合してセルライトができてしまいます。セルライトも一度できてしまうと、なかなか摂るのも時間がかかり大変です。そんな「むくみ」や「セルライト」をつくらないために、コーヒーを飲んで余分な水分や老廃物を排出しましょう。
*リラックス効果
コーヒー好きの方には、味だけでなくこの香りがたまりませんよね。コーヒーの香りで気持ちが和らぐのにはちゃんと理由があります。コーヒーに含まれているクロロゲン酸が加熱されると分解されてカフェ酸(コーヒー酸)ができます。コーヒー独特の深みのある香り、色、苦味はこのカフェ酸が作り出しています。コーヒーの香りには脳にα波を出す効果があるので、気持ちを落ち着かせてリラックスさせることが出来るのです。
効果的な飲み方は?
*砂糖入りよりブラック
まず、コーヒーはブラックで飲むことをオススメします。砂糖を入れて飲む人もいると思いますが、砂糖を入れるとどうしてもカロリーが高めになってしまいます。また、砂糖を入れることでダイエット効果を持つカフェインの働きを阻害してしまいます。ブラックで飲めない人は砂糖の代わりに牛乳にするのもひとつです。牛乳の他に、塩、シナモン、豆乳などを入れたり、最近ではバターを入れるのも良いでしょう。飲みやすくなりますし、ダイエット効果や美容効果を高めてくれます。
*アイスよりホット
そして、アイスとホットで言えば、ホットがオススメ。ホットならカラダを温めてくれるので、それだけでも代謝を高めてくれるからです。ただし気をつけて欲しいのは、お湯の温度。熱湯ですとクロロゲン酸が失われてしまいます。80度程度であればクロロゲン酸を失うことはないので、少し冷ましたお湯でコーヒーを作りましょう。
*インスタントよりドロップ
更にこだわるなら、インスタントコーヒーよりもドロップコーヒーの方がダイエット効果が高いです。これは、インスタントよりもドロップの方がクロロゲン酸が多く含まれているからです。ただし、インスタントコーヒーにもクロロゲン酸は含まれているので、自分の生活スタイルに無理のないもので飲むと良いでしょう。
*空腹時のコーヒーは避ける
ダイエット時以外も同様ですが、空腹時にコーヒーはできるだけ飲まないように気をつけましょう。コーヒーは様々な効果が素晴らしい反面内臓への刺激も強く、空腹時には胃を痛めてしまいます。そのまま飲み続けてしまうとコーヒーが胃潰瘍の原因になることもあります。健康的にコーヒーを飲むためにも必ず胃に何かを入れてから、コーヒーを飲むように注意しましょう。
*ココナッツオイルをコーヒーにプラスする
実はココナッツオイルを入れることでコーヒーのダイエット効果を促進する働きがあります。ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が含まれており、この中鎖脂肪酸には、脂肪を分解して燃やしやすくする効果があります。最近話題のケトン体ダイエットは、糖質を抑えココナッツオイルを積極的にとることで、脂肪を燃やしやすい身体に切り替えていくというダイエットです。つまり、ココナッツオイルをコーヒーに加えると、二つの相乗効果で脂肪燃焼を促進してくれるということです。
飲むタイミングは?
コーヒーは、食後や入浴前に1日4杯(150ml×4杯)までを目安に飲むとよいでしょう。
・食後に飲む
コーヒーは食事で摂取した脂肪、体に蓄積された脂肪の両方を燃焼させる効果があります。食後の消化をするタイミングでコーヒーを飲むことで、脂肪の蓄積を防ぎます。
・入浴前に飲む
入浴前は代謝が上がりやすいタイミングですので、入浴の30分前に飲みましょう。
半身浴を20~30分してよく汗をかくことで、より痩せやすくなります。
・運動前に飲む
コーヒーダイエットで1番効果が高い方法は、運動30分前にコーヒーを飲む方法です。コーヒー150mlを1~2杯、運動30分前に飲むことで効率的に脂肪を燃焼することができます。おススメの運動はウォーキング。脂肪燃焼が始まるのは、運動開始から20分後といわれていますので、なるべく20分以上歩く努力をしましょう。「通勤前にコーヒーを飲んで1駅歩く」など、日常生活の中にウォーキングを取り入れると気軽にダイエットが実践できます。ウォーキングをする時間が作れない場合は、自宅でテレビを観ながら踏み台昇降がおススメです。踏み台は雑誌を重ねて作ることができますので、踏み台の昇り降りを20分間続けて、自宅で手軽に脂肪燃焼しましょう。
コーヒーダイエットの方法は?
ホットコーヒーを毎食後と入浴・運動前に飲むだけです。1日に4~5杯飲みます。コーヒーダイエットの時に飲むコーヒーは、ブラック&ホットにしましょう
<より効果を高めるには?>
*入浴・運動前に飲む時は、コーヒーを飲んでから30分~1時間後くらいが運動やマッサージなどの効率アップに適したタイミングです。
*カフェインの効果の持続時間は3時間~4時間だといわれているので、持続時間も目安にして飲むとよいでしょう。
*コーヒーに含まれるポリフェノールの一種クロロゲン酸は焙煎に弱いのでコーヒー豆は浅煎り豆(ライト~ミディアムロースト)を選ぶとよいでしょう。
コーヒーで便秘が解消する?それとも便秘になる?
コーヒーと便秘の関係性について、便秘解消に効くのと、むしろ便秘になってしまう、という二つの見解があるようです。コーヒーが通便に効くのか、それとも便秘になるのかについて先に結論を言うと、人によって異なるというのが正解です。当たり前ですが体質というのは人それぞれ異なるので、コーヒーと相性が良い体の人もいれば逆にコーヒーと相性の悪い体の人もいます。なので実際に飲んでみて自分の体の反応を見ながら、コーヒーとを飲むと通便になるというのであればそのまま続けて、逆にコーヒーを飲むと便秘になるというのであれば、飲み方に工夫をする必要があると言えます。
コーヒーが便秘解消に効く理由は?
*カフェインによるもの
コーヒーの代表的な成分「カフェイン」の存在によるものです。カフェインには大腸の収縮を助け、胃の働きを活発にする効果があります。そのため、コーヒーを飲むとカフェインの効果で消化がよくなり、便秘の症状を改善できるのです。たとえば毎朝1杯のコーヒーを飲めば、ほどよく大腸を刺激し、便通を促すことができるでしょう。食後にコーヒーを飲むという行為は、消化を促進する働きがある為、胃腸の食後の負担を軽くしてくれるわけです。レストランなどのセットメニューで、食後にコーヒーを飲むのは理に適っておりオススメです。
また、カフェインには神経伝達を妨げる作用をする『アデノシン』という物質も含まれています。実は、私たちの身体は神経の伝達を妨げると排便を抑制してしまうという現象が起こります。カフェインを一定量摂取すると、アデノシンが排除され、排便の抑制が排除されます。そのため便通が良くなるというわけです。
*オリゴ糖によるもの
「コーヒーオリゴ糖」は、コーヒーが便秘によいと言われる理由のひとつです。コーヒーオリゴ糖はコーヒー豆のカスから抽出できるのですが、砂糖よりもカロリーが低いので、コーヒーの甘味料として用いられています。さらにコーヒーに入れることで、味がより深くなります。コーヒーオリゴ糖は腸内にいる善玉菌のエサとなって腸内の働きを活発にし、便秘症状の改善を手助けします。腸内環境を活発にしてくれることで、便を出すように促してくれるのです。
*コーヒーに入れるミルクによるもの
ホットコーヒーやアイスコーヒーだとそこまで多くのミルクを入れる事はないかと思いますが、カフェオレなどを飲む場合にはミルクを多く入れるかと思います。ミルクにはもともと腸内の動きを活発にする働きがあり、そのミルクをたくさん使っているという事でカフェラテやカフェオレを飲むと通便に効くと言われています。
コーヒーが便秘になる理由は?
*クロロゲン酸によるもの
コーヒーには、タンニンに似た働きをするクロロゲン酸という成分が含まれていて、タンニンと同じようにポリフェノールの一種です。これらの成分は、胃腸の働きを抑える働きがあると言われていて、もともとお腹が弱かったり、腸のぜん動運動が弱くなってことによる便秘を抱える人には、便秘を悪化させる可能性がある成分といえます。しかし、クロロゲン酸はコーヒーに約5%ほどしか含まれていないので、毎日何杯も飲むなどの過剰摂取がなければ便秘になることはないと言われています。
*カフェインによる利尿作用の影響
コーヒーを飲むとトイレに行きたくなるという話をよく聞きます。それはカフェインの利尿作用の影響です。体から水分が失われれば、便を柔らかくするための水分が足りなくなり、そのせいで便が出にくくなってしまいます。コップ1杯のお水をおいて、コーヒーを飲み終わったらお水を飲むようにするなど、心がけると良いでしょう。
便秘解消に効くコーヒーの飲み方は?
*朝に飲む
一日の一杯目は『朝』、それも空腹の状態でコーヒーを飲むと腸が活発に動き排便を促してくれます。まさに即効性のある便秘薬のようですね。ただ、胃が丈夫でない人は刺激が強いかもしれませんのでミルクを混ぜて飲むことをオススメします。その他はいつ飲んでも構いません。ただし、カフェインはご存知の通り覚醒効果もあります。摂取してから約1~2.時間で効果が表れてきますので就寝時間の1~2時間前に飲むと眠れなくなることがありますのでご注意ください。
*適量を飲む
コーヒーで便秘解消するには、「適量に飲む」ことです。コーヒーに含まれているクロロゲン酸は腸の動きを抑えてしまいますが、少量であれば問題ないのです。適量を飲むようにすれば、コーヒーは便秘対に役立ちます。
こんなメリットも!
ブラックコーヒーの利点は、何と言っても香りです。コーヒーを飲むとリラックスして気持ちも落ち着くという人は多いでしょう。これはコーヒーに含まれる300種類以上も超える香りの成分が関係しています。アロマとしてコーヒーの香りが販売されていることから分かる通り、気分を落ち着かせるα波が脳から出ることが確認できています。ダイエットは、食事制限や慣れない運動などストレスが溜まる瞬間が多いですよね。そんな時に、気持ちを落ち着けるコーヒーの香りは精神的に楽にしてくれますよ。ブラックコーヒーは脂肪の燃焼を助け、香りでリラックスをもたらしてくれます。ダイエットに中からも外からもアタックしてくれる嬉しい食品なのです。
注意点は?
*寝る前6時間以内に飲むと眠れなくなる
朝や日中に飲むと覚醒作用で頭がスッキリするコーヒーですが、その効果が6時間程度続くため、飲むタイミングによっては夜の睡眠の妨げになってしまうことも。寝つきが悪い、熟睡できないなど不眠の原因になります。すると翌日はぼーっとしてしまうためコーヒーをたくさん飲んでしまい、また夜眠れない…という悪循環に。就寝時間から逆算して6時間前からはコーヒーを飲まないようにしましょう。どうしても飲みたい場合はカフェインレス・デカフェインのコーヒーなどをおすすめします。
*胃が荒れやすくなる
「コーヒーは好きだけど、胃が荒れる…」と思っている人は少なくないでしょう。これはコーヒーに含まれるクロロゲン酸の胃酸分泌促進作用によるもの。胃酸が胃の粘膜を刺激するため、胃が荒れると感じてしまうのです。この問題を解消するには、空腹時にコーヒーを飲むのは避けて、食後に飲むようにしましょう。また胃酸を中和して胃の粘膜を保護する働きのある牛乳を混ぜ、カフェオレとして楽しむと胃への刺激を抑えることができますよ。
<まとめ>
コーヒーのダイエット効果、いかがでしたか?同じコーヒーを飲むのでも、どのような働きがあるのか?どんな効果があるのか?を知っているかどうかで、もちろん効果は変わってきます。毎日飲むコーヒーだからこそ、飲むタイミングや飲み方などを少し目的に合わせてアレンジしてみると、ダイエットなどの美容効果も高まって、よりコーヒーが楽しめるのではないでしょうか?しかも気軽にできる方法なことも嬉しいですよね。こういった日常のひとつひとつを少しずつ変えていくだけでも、積み重ねれば大きな変化として自分に返ってくるものだと思います。まずは今日からコーヒータイムで試してみてくださいね!