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自分を責めないで!ダイエットが続かないのは〇〇のせいなんです!
ダイエットしてます!と胸を張って言える女性はどのくらいいるでしょうか?
最初こそ言えるけれど、すぐに続かなくてやめてしまう方のほうが多いようです。
ダイエットが続かない理由は根性がないから?やる気がないから?
そんな風に自分を責めてはいけません。
ダイエットが続かないのは、実は脳に理由があったんです。
ダイエット始めのやる気
ダイエットを始めようと思い立つのはどんな時でしょうか?
やっぱり素敵な人を見つけた時や、好きな洋服を見つけた時でしょうか。
そんな時女性は誰でもウキウキしますよね。
楽しい感覚や目標を持った時、脳内にドーパミンが分泌されてやる気を出してくれます。
ドーパミンは脳の中で神経を伝える働きをする物質で、行動するときのエネルギーを出す力があります。
ウキウキしてダイエットを始めよう!と思った時には目標を決めたり、
「いつまでにこの服を着るぞ!」と考えたりしますよね。
この時にドーパミンがやる気を刺激してくれることで、目標達成に向けて動き出すことができるのです。
ダイエット中の落とし穴
しかし最初のやる気が落とし穴を作ることもあります。
ダイエットを始めて意気込むあまり、目標を高く設定してしまったり、断食に近いような無理な食事制限をしてしまうことです。
体に無理なダイエットをしようとすると当然お腹が空きます。
ドーパミンはホルモンの一種ですからお腹が空いたり強いストレスを受けると、ホルモンバランスが崩れ分泌しなくなります。
また最初のやる気でドーパミンがたくさん分泌された分、目標が達成できなかった時の反動が大きく来ることがあります。
反動はドカ食いのような形で解消しなくては気がすまなくなり、挫折感が大きくなってしまいます。
一度やる気を失ってしまうと続けるのが難しいですし、挫折感を味わうと立ち直るのに時間がかかります。
最初のやる気と意気込みがダイエットを続かないという結果を作ってしまうのです。
ダイエット続けるなら
ではドーパミンが出ないほうがいいのでしょうか?
いいえ、それは違います。
ドーパミンは「やる気」のホルモンとも言われるように、行動をおこすときには大切な物質です。
しかも行動を起こしてうまくいったときに「気持ちいい」と感じるのもドーパミンのおかげなので、これはダイエットにも大切な感覚ですよね。
大切なのはドーパミンを上手にコントロールすることです。
ポイントはやる気を一気に出すのではなく、小出しにして持続させることにあります。
ドーパミンは一気に分泌されると、脳が快感を覚えます。
しかしこれが続くと少ない量では満足しなくなり、結果挫折感を味わったりやる気を失うということになってしまいます。
一気に分泌する大当たりを狙うのではなく、小出しにして小さな快感を積み重ねることがダイエットを続けるポイントです。
ではどうすればドーパミンを小出しにできるのか、具体的に見ていきましょう。
目標設定を低めにする
ドーパミンを小出しにするには小さな達成感が必要です。
達成したときの喜びが大きければ大きいほど達成感も大きいですが、失敗したときの落ち込み方も激しくなります。
そこで達成感をコントロールするために低めの目標を決めることです。
例えば1ヶ月で10キロ痩せる!と決めると失敗しがちですが、1ヶ月で2キロ痩せる!と決めると達成できそうですよね。
実際に達成できるとドーパミンが快感を与えてくれるので、
「もっとダイエットがんばろう!」とやる気が出るわけです。
最終的な目標がどのくらいかはさておき、手に入るくらいの目標だけを設定して小さく前進していく、これがポイントですね。
無理な食事制限はしない
ドーパミンはホルモンの一種です。
ホルモンは生活習慣やストレス、食事の乱れなどによって簡単にバランスを崩してしまいます。
最初はやる気があるので無理な食事制限をしてしまいがち。
しかし食事を我慢すること自体がストレスになりますし、きちんとした栄養が摂れないとホルモンバランスが崩れてドーパミンの分泌も止まってしまいます。
こうなるとダイエットのやる気どころか、日常生活のやる気もなくなってしまうことになりますので、大変危険です。
食事は栄養バランスを考えて3食きちんと食べることがダイエットの基本です。
極端なカロリー制限や一つの食品だけを食べ続けるダイエットは避けましょう。
食卓を見た時に彩りがいいメニューは栄養バランスも整う傾向にあります。
緑黄色野菜やたんぱく質の肉、魚類、豆、芋、海藻類など、ざっくりとどんな食材を使っているか見ながら献立を考えると自然とバランスも整いますよ。
適度に運動をする
適度な運動はドーパミンに限らず、脳の働きを強くするためにも最適です。
運動によって脳に流れる血液が多くなると脳細胞が活発に働き、ホルモンのバランスも整いやすくなるからです。
またドーパミンだけでなくセロトニンやノルエピネフリンという物質も増えることがわかっています。
これは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、ウキウキしたり幸せな気持ちになることが知られています。
ダイエットで我慢ばかりしている、とか好きなものが食べられない、とネガティブな気持ちになってしまうときには外に出て散歩や軽いジョギングをしてみましょう。
脳内の幸せホルモンが増えて、落ちていた気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
続かないダイエットのまとめ
なかなか目標を達成できないとイライラして気持ちも落ち込みますよね。
でも自分が悪いなんて責める必要はないんですよ。
今日からはドーパミンと上手につきあってやる気の小出しでダイエットを成功させましょう。