テレビで紹介されてから、その凄すぎる効果で話題になった「焼き梅干し」をご存知ですか?梅干しが身体にいいのは何となく、私たちもイメージあると思いますが、なんとその梅干しを加熱するだけでダイエット効果が期待出来る食品になってしまうようなのです!今回はそんな「焼き梅干し」についてリサーチしてみました。
目次
梅干しは身体にいい?
「梅干しを食べさえすれば、医者いらず」とはよくいったもので、この梅干しには、強い殺菌効力があります。特に日常で思い出すのは、お弁当のご飯の中に梅干しが一つ入っていることではないですか?そもそも梅干しにこういった医者いらずと言われるようになったのはかなり古い歴史があるからです。
それを溯ると鎌倉時代になりますが、この当時の梅干しの価値というのは、縁起物として料理に添えられている食べ物でした。また、禅宗の僧はが梅干しを茶菓子として用いていたこともわかっています。では、この梅干しの効能は一体いつから知られるようになったのでしょうか。これは鎌倉時代よりももっと溯り平安時代にその梅干しについて記されています。それは日本最古の医学書といわれている『医心方』の中に梅干しの効用がとりあげられていることがわかっています。つまり、この頃より梅干しは縁起物であると同時に、健康には欠かせない食べ物であったということです。
また戦国時代に記されている『雑兵(ぞうひょう)物語』には、戦にいく武士らの間で「梅干丸」として用いられていたそうです。そして江戸時代では庶民の間でも食べられるようになり、明治時代に入ると、梅干しの殺菌力は立証されていたそうです。
そもそもの梅干しの効果も凄い!
*胃ガン・胃炎・胃潰瘍の予防
梅リグナンという成分がピロリ菌を強力に消滅させます。
*血液サラサラ効果
病気の根底、血液のドロドロを浄化してサラサラにします。高血圧、動脈硬化、高コレステロール血症、脳梗塞、心筋梗塞予防に。
*疲労回復効果
疲労がたまると乳酸が増え筋肉が硬くなり、コリを感じます。梅干を食べるとクエン酸が増し、乳酸が抑えられます。
*抗酸化作用
梅干には、ポリフェノールの一種が含まれており、活性酸素を減らします。抗腫瘍作用もあります。
*便秘の改善
梅干に含まれるクエン酸は、大腸のぜん動運動を促し、お通じを良くします。
*肝臓を活性化
クエン酸は、肝臓の代謝を活発にます。肝臓と連動する、目などにも。
*ダイエット効果
梅干は、中性脂肪の蓄積を抑制し、代謝を高めます。脂肪を燃焼させるダイエット効果があります。つまり、体をアルカリ性に運んでくれる訳ですから、そのほか、あらゆることに効果的なことは間違いありません。
焼き梅干しで痩せる!
焼き梅干しには、ダイエット成分とも言える「ムメフラールとバニリン」が含まれています。
*ムメフラール
ムメフラールは梅を加熱した際にできる成分です。梅に含まれる糖質とクエン酸が加熱によって化学反応を起こします。その結果、生成される成分が、ムメフラールです。 ムメフラールには、血液循環を良くした体を温める疲労回復や老廃物の除去、代謝を上げる、などの作用があります。すりおろした青梅を濾した汁を長時間に詰めた梅肉エキスにはムフラメールが多く含まれています。この梅肉エキスは、昔から、強い殺菌作用であることが知られていました。最近の研究では、ムメフラールにはインフルエンザA型の感染と蔓延を食い止める効果あるということも判明しています。
*バニリン
焼き梅干しにはもう一つ、バニリン、という脂肪燃焼効果がある成分が含まれています。梅干しにはもともとバニリンとバニリングルコシドという、バニリンによく似ている成分も含まれています。ところが、バニリングルコシドには脂肪燃焼効果がありません。しかし、バニリングルコシドを加熱すると、バニリンに変化します。
さらに、梅干しを食べると、血糖値が上がりにくくなります。血糖値が急激に上がるとインスリンが大量に分泌され、インスリンの働きで脂肪が蓄積されますが、焼き梅干しはそうした脂肪の蓄積も防いでくれます。
焼き梅干しの作り方は?
焼き梅干しの作り方ですが、電子レンジやオーブントースター、フライパンでも作ることが可能です。
*電子レンジ
梅干し(約100g)を耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ600wで1分加熱します。表面が軽く乾いて塩分の白い結晶が少し見られ、ホクホクと温まればできあがりです。
*オーブントースター
余熱なしで1000w、5分が目安です。下側が焦げやすいので天板にアルミホイルを2、3重に敷いて梅干しを並べます。電子レンジと同じで中までホクホクと温まるまで加熱します。
*フライパン
フライパンを弱火で温め油をひかずに梅干しを並べて焦がさないように約1分焼きます。全体が温まるように必ず転がしながら焼きましょう。
このようにどのやり方でも焼き梅干しは上手く作ることができますが、加熱すると抗菌力が落ちるので密閉容器にいれて冷蔵庫で保存し、1週間程度で食べ切るようにしましょう。1度温めると冷めてもバリニンが減らないのはうれしいですね。
焼き梅干しの食べ方のルールは?
*ダイエット目的の場合
・1日3回の食事毎に1粒梅干しを食べる
・1粒15g以上の梅干しを使用する。
・梅干しの摂り過ぎは塩分過剰になるので注意する。
*温める際の時間を守る
・電子レンジ500wで30秒
・トースター1000wで5分程度
・温め過ぎるとバニリンが減ってしまうので注意する。
・1度温めるとバニリンは減らないので、1日分(3個)をまとめて温めてもOK。
・基本的には何を食べてもいいが甘いものは食べ過ぎない
*食事について
・食事中であればいつ食べてもよく、ホット梅干しは、おにぎりにするなど食事と同時に食べてもOKです。
注意するポイントは?
焼梅干しダイエットにおいて、注意する点は過剰に摂取しないという事です。なぜなら梅干しには塩分が多く含まれているからです。塩分を過剰摂取してしまうと老廃物や水分を上手く排出出来なくなります。むくみや代謝が落ちてしまう原因となり兼ねないという事なのです。一度にたくさん食べて効果をあげたい!と切実に思う気持ちは充分に理解出来ますが、摂り過ぎてしまう事で返って逆効果になってしまう可能性があるという事なのです。早る気持ちをグッと堪えましょう。
1日2粒程度を毎日続けて行く事が一番効果的なのです。食べるタイミングは、基本自由ですが、血糖値の上昇を抑える効果があるので食前もしくは食事のタイミングで摂取するのが最も効果的です。昔から日本に伝わる『白米×梅干し』の組み合わせには根拠があったんですね。昔の人の知恵は凄いですね。
焼き梅干しの口コミは?
焼き梅干しについては、テレビ等でも紹介された通り、ダイエット効果は十分期待できるようです。もちろん、運動もすれば、相乗効果で短期間に変身!というのも可能なようです。食べるだけで1ヶ月で2㎏痩せた人や、半年で8㎏痩せた人もいる焼き梅干しダイエットですから、運動も取り入れることをおすすめします。
実際、焼き梅干しダイエットを実践した人たちは、このダイエット法によって体重が減ったのはもちろんのことですが、その他にも以下のような様々な健康効果がみられたようです。
・太りにくい身体になる。
・血糖値の急激な上昇を抑える。
・血液をサラサラにして代謝を上げる。
・肩こりや腰痛の解消効果
・便秘解消効果
その他、視力回復、抜け毛や白髪の改善などの、口コミ情報もあるようです。こののような評価がある以上、焼き梅干しは、食べてみるべき食材ですね。
<まとめ>
「焼き梅干し」の効果の凄さ、おわかりいただけたでしょうか?今すぐにでも試してみたくなりますよね。梅干しにも色々な種類があって、中には添加物たっぷりのものも多く出回っています。なるべく自然なものでつくられた梅干しを選んで、ぜひ焼き梅干しを試してみてくださいね!