みなさん、アボカドはお好きですか?女性はアボカド好きという方も多いですよね。そんなアボカドですが、実は美味しいだけではありません。美肌にダイエットに、さらには健康まで。私たち女性には嬉しい効果ばかりの食材なのです。そんなアボカドの効果や成分について解説していきます!
アボカドとは?
アボカドとは、クスノキ科の常緑高木の果実です。中南米が原産地で、熱帯・亜熱帯気候の地域に広く分布しているのが特徴です。自生する樹木は30mmを超えることも珍しくありません。果実を獲るために育てられているものは10mmほどです。栽培が始まった時期は、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸へ探検が盛んになった大航海時代以前と考えられており、南・北アメリカ大陸の広い地域で栽培されていました。アボカドは寒さに弱いためメキシコやニュージーランドなどのあったかい地域でで栽培され、11~12月にかけて果実が収穫されます。
また、アボカドは「森のバター」と呼ばれ、ギネスには「最も栄養価の高い果物」として認定されています。脂肪分、ミネラル14種、ビタミン11種、と豊富なことが特徴で、特に脂肪分は果肉の約20パーセントを占めており、アボカド1個で約320kcalと高カロリーになります。主に、サラダに混ぜて食べるのが一般的で、ハンバーガーやカリフォルニアロール、タコス、サンドイッチとしても定番です。日本では男性よりも女性に人気が高まっています。
アボカドの美容効果とは?
*便秘改善効果
アボカドの脂肪分の内の8割がオレイン酸という成分になります。このオレイン酸の特徴でもあるのが、小腸で消化吸収されにくいという特性があります。つまりこれが腸に刺激を与えることになり、便秘を解消さすることに繋がるのです。また、アボカドには水溶性の食物繊維も豊富に含まれているために、腸の蠕動運動を促し、カラダに不要な老廃物を排出させる効果もあり、便秘の予防から解消へ変えることができ、腸内環境も変えることができます。
*ダイエット効果
アボカドはダイエットに非常に向いている果物として注目されています。アボカドは食物繊維が豊富なため、体内で水分を吸収し満腹感を感じやすく、食事量を減らすのに適しているからです。また、ビタミンB2やリパーゼが脂肪の分解を助けてくれるので、体脂肪を落とすのにも効果的があるとされます。さらに、他の栄養素も豊富なため、栄養不足になりがちなダイエット中の栄養補給にもなります。
*美肌効果
アボカドが食べる美容液といわれるところには、そのビタミンが豊富なことで、ダイエットにいい効果と美肌つくりには欠かせないものがたくさんと含まれているからです。アボカドに含まれているビタミンEには、抗酸化作用によって肌の老化を予防することができます。また便秘改善に繋がることでデトックス効果によって肌荒れをも予防してくれます。
そして大きな効果は何と言っても、血液の流れがよくなることにあります。血液の流れがスムーズになるということは、酸素や栄養をしっかりと行き届かせることができるということです。つまり、肌の代謝の向上に繋がり、肌のターンオーバーも正常化されることになります。ビタミンB6による新陳代謝の促進。肌荒れや老化の防止に繋がるコエンザイムQ10。不飽和脂肪酸によってシミを改善しながらも、肌の潤いを守るためのセラミドの生成も促進するために肌を美肌へ導いてくれるのです。
アボカドの成分は?
*ビタミンE
ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれ、細胞の老化防止をする働きをしてくれる成分です。さらに血液の流れをサラサラにする働きから、皮膚の新陳代謝を高めて、シミ・そばかすの防止、肌荒れ、ニキビの改善ケアにも役立てることができます。ビタミンEは酸化しやすく、熱にも弱いので生で食べるのが効果的だといわれています。アボカドは熱を加えずに、生のままが一番です。また美肌効果のあるビタミンCと一緒に摂取するとさらに高い美容効果が期待できるといわれていますが、なんとアボカドにはどちらの成分も含まれています。
*コエンザイムQ10
アボカドにはコエンザイムQ10が含まれていますが、このコエンザイムQ10が美容に効果的であると言われています。コエンザイムQ10は、体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、細胞のエネルギー生産を高め、活性酸素からカラダを守るため抗老化の決定成分とまで言われています。加齢や偏った食生活、ストレスなどにより、コエンザイムQ10は20歳前後をピークに減少していき、40歳前後から加速的に減って行くそうです。このコエンザイムQ10は、肌荒れ防止や老化防止等に役立ち、美肌づくりにを貢献してくれるのです。
*ビタミンB2
皮脂をコントロールする効果がある「ビタミンB2」。豚肉などにも含まれていますが、現代人には不足しやすい成分とされています。1日1個アボカドを食べれば、必要な量をチャージできます。エネルギー代謝を高める効果もあるので、肌代謝アップやダイエット効果も期待できます。
*オレイン酸
脂肪にならない不飽和脂肪酸の一種「オレイン酸」。体の内側から老化を予防してくれる成分です。コレステロール値を下げて、血液をさらさらにしてくれます、お肌に必要な栄養素が体のすみずみまで行き渡りやすい環境を整えてくれます。
*カリウム
むくみやたるみを予防する「カリウム」は、体内の水分バランスを整えるために不可欠なミネラルの一種です。溜まった老廃物を排出する働きがあり、巡りの良い体づくりをサポートしてくれます。むくみが気になる方は積極的に食べておきたいですね!
アボカドの選び方は?
・ヘタが取れていないこと
・ヘタに隙間がないこと
・皮にハリとツヤがあること
・色が濃いこと(黒っぽいもの)
アボカドに当たり外れがある理由には、収穫に原因があります。おいしいアボカドというのは脂分が20%を超えているのが特徴ですが、アボカドを一度木からもいだ時点でこの脂分は増えなくなってしまうのです。つまり、木からもいだ時点でアボカドの成長が止まることで、早い段階でもいでしまうと脂分が十分にのらない状態での収穫となるのです。これが当たり外れのある理由です。
そして選ぶポイントにもあるようにヘタに隙間がないものを選びましょう。すきまができるのは乾燥してアボカドの水分が失われつつある証拠でもあります。そしてアボカドをおいしく食べるためには追熟をすることです。皮の色が緑から黒くなる頃がもっとも身が柔らかくおいしい時です。そのために、アボカドは常温(15℃以上)で保管すると、1日で黒くなり、3日で食べ頃を迎えるようになります。
効果的な食べ方は?
*生で食べる
野菜や果物の場合、加熱をすると栄養素が破壊され生で持っている栄養素を取り入れることができないことがあります。アボカドの場合は加熱をしても栄養素があまり破壊されることはないので、加熱での摂取も効果は期待できます。しかしアボカドの場合、脂肪分が多いので加熱をすると溶けてしまいドロドロになって食べることができないということが多いです。加熱をする場合は、表面を軽く炙る程度で食べた方がいいかもしれません。生の方が食べやすいですし、料理に取り入れやすいので生食をオススメします。
*ビタミンCと一緒に摂る
アボカドに含まれるビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると、そのままで食べるより効果がアップします。ビタミンCを含む代表的な食べ物は、次のようなものがあります。
・ブロッコリー
・カリフラワー
・ピーマン(パプリカ)
・レモン
アボカドを食べる時は、上記のようなものと一緒に食べるようにしましょう。その他、トマトに含まれるリコピンは、脂肪と一緒に食べるとリコピンの吸収率がアップすると言われています。脂肪分の高いアボカドと一緒に食べるとリコピンもたっぷりと取れるので、さらに美肌に繋がります。しかし、食べるときに注意したいのが脂肪分です。アボカドをブロッコリーやトマトと一緒に食べるときにマヨネーズや油分のあるドレッシングなどをかけて食べると、かなり多くの脂肪分を摂取することになります。アボカドの脂肪が不飽和脂肪酸だからと安心しても、カロリーは高いので食べるときは注意しましょう。
オススメは、レモン汁と醤油を混ぜたレモン醤油です。レモンはビタミンCが含まれているのでビタミンEの効果をアップさせてくれますし、醤油は油分がないしアボカドとの相性もいいです。
また、ビタミンCを摂るならサプリメントなら効率的に摂取できるでしょう。おすすめは、国産リポソームビタミンCの「LipoVit VC」です。
LipoVit VCは、注目の美容素材「リポゾーム化ビタミンC」を飲みやすい粉末状にしたサプリメントです。不足するとお肌や粘膜のコラーゲンがつくられなくなり、老化が早くなってしまうビタミンCを体のすみずみまでいきわたらせる「リポソーム」をナノカプセルに閉じ込めたナノ化サプリメントなのです。こういった美肌効果を高めてくれるビタミンCと一緒に摂ると、より効果的ですよ。
<まとめ>
いかがでしたか?アボカドの栄養価の高さは、世界でも認められています。たまにしか食べていなかった方も、この機会に継続してアボカドを食べてみてはいかがですか?お肌に変化がきっと表れるはずですよ。